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マジョリティに合わなくてもいい!マイノリティの価値観とは

マイノリティが抱える悩みや問題

マイノリティは、差別や偏見を始めとする様々な悩みを日常的に抱えています。マジョリティは何気ない言葉や行動によって、知らず知らずのうちにマイノリティを傷つけてしまっている可能性もあります。多様な人たちが共存するために、まずはマイノリティが身の回りに当然にいるということを認識する必要があります。

例えば、LGBTという言葉が知られるようになった昨今でも、「性的マイノリティは周りにいない」「マイノリティは弱い人」と思い込みや偏見を持つ人がまだまだ多くいます。この、マイノリティを「知らない」ということがマイノリティにとっての生きにくさを生み出しています。性的マイノリティの人たちは、男女別のトイレを使用することに抵抗を感じていたり、周りから「ホモ」や「レズ」などの差別用語で呼ばれたり、マジョリティが「知らない」ために傷ついてしまうことがあるのです。

これは、マイノリティについて知識を得る機会が少ないことも原因の一つです。会話の中で悪気なく差別用語を使ったり、結婚について聞いたりしたことはありませんか?これらもマイノリティにとっては差別に当たります。世の中にはマイノリティが普通に存在していること、マイノリティについて知るということが、ダイバーシティへの第一歩となります。自分の「当たり前」という固定観念にとらわれず、様々な背景を持つ人たちが一緒に生きていける社会のために、まずは知ることから始めましょう。

また、マイノリティの課題は差別や偏見をなくすという直接的なものだけではありません。マジョリティの人たちが当然にアクセスできている社会資源に、マイノリティが同じようにアクセスできることも必要です。近年性別に関係なく使えるトイレが設置されるケースが増えてきていますが、そのトイレを使っていることで変な目で見られるのではないかという悩みを持つ人もいます。誰もがアクセスできる設備も重要ですが、周囲の理解がなくてはマイノリティの課題解決にはなりません。マイノリティが安心して資源を利用できるよう、ソフトとハードの両面で対応していく必要があります。

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