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世界の人とのコミュニケーションで大切なこと

世界の人とのコミュニケーションについて考えてみましょう。
日本人のコミュニケーションは、声のトーンや背景、その人の立場など、話している言葉そのものにはないものまでを察して会話します。このコミュニケーションの仕方は日本の文化の典型と言えるでしょう。これを「ハイコンテクスト」と言います。日本語の文法は、最初に主語が出てきて、最後に動詞がくる形になっています。文章の構成も「起承転結」で学びます。結論が最後に出てくるので、最後まで話を聞いて初めて伝えたい事が明らかになります。

逆に北米、西欧の人々は、直接的な会話をします。彼らは結論から先に話します。主語の次に動詞が続きます。明快で曖昧さのない単刀直入な言葉を使います。そして、問題とその解決策を端的に伝え合います。形式的な言葉は必要なく、受け手側は言語で表現された内容だけを文字通りに理解する傾向があります。これを「ローコンテクスト」といいます。

異なる文化を背景に持つ者同士の会話には、「ローコンテクストなコミュニケーション」が有効です。「ハイコンテクストなコミュニケーション」が得意な私たち日本人にとっては新たな挑戦といえるでしょう。
暗黙の了解は無しで、言語だけで伝えることは時として難しく感じることもあるでしょう。例えばあなたが単語や文法を知らなかったとしても、ボディランゲージなど別の表現や、わかっている簡単な単語を使って、どうにか相手に自分の考えを伝えなければなりません。それができるようになれば、どんな国の人とのコミュニケーションも臆せず乗り切ることができるでしょう。

伝えたい事を「どうにかして伝えようとすること」はとても重要です。間違いを恐れずに話す事は、世界の人とのコミュニケーションにおいて最も大切です。その事を体感する事ができたなら、あなたの世界はますます広がっていくでしょう。

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