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【1万字】ワクワクする心に嘘をつかない。夫婦ユニットに聞く、自分をもっと好きになる方法

ワクワクに対して嘘をつかない生き方を

ーー最後に、今後chicchi worksとしてやお二人それぞれとして、今後やっていきたいことはありますか?

ちっち  わたし、ひとつだけ夢があって。言っていい?

けんご  はいはい。いいよ。

ちっち  『かわいい』という曲を広めたいんです。もともとけんごさんがやっていた「オトヒトツ」というバンドが作った曲。生きづらかったけれど、オトヒトツの曲を聴いてたら、涙がぶわーって出て。優しくて子どもも歌えるような曲が多いんですけど、この『かわいい』が特別好きだったんです。

この曲を自分で歌わせてほしいって思って、西日本横断旅の時に歌っていたメンバーに会いに行ってお願いしたら「どうぞどうぞ」って。

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けんご  その帰り際に生まれて初めて大きい富士山を見て、滋賀かどこかの公園に降りて『かわいい』を歌って帰ったよね。昔バイト先でお世話になった先輩に言われて、たまたまギター持ってきていて。

ちっち  富士山に『かわいい』を広めるねって言ってね。本当は生きているだけで、存在しているだけでいいと思ってて。それを思い出させる曲なんですよ。生きてることを肯定できて、誰にでも届く。これがみんなが歌える歌にしたいというのがわたしの夢です。

ただ、広めるために無理な努力はしないって決めたんです。無理することはやっぱりわたしたちにとっての幸せではないから。ただ、ご縁がある人にはこうやって伝えていくようにしています。

ーー聴きましたが、思わず涙がツーッと流れるような本当に優しい曲でした。今後、また曲を作っていく予定はあるんですか?

ちっち  うれしい~! 今年はね、けんごさん意気込んでまして。5曲ほど作るって。

けんご  5曲くらい作りたいんだよね。まだ全然作ってないけど(笑)。

ちっち  アクセサリー以外の活動もどんどんやっていきたいよね。今は自分らしい生き方を求める人が増えてきてるから、わたしたちの活動も「おもしろいね」って言ってもらえるようになってきたし。自分たちをどんどん出していきたい。ワクワクに対して絶対嘘をつかずにやっていく。

けんご  そうだね。

ーーお二人のこれからがとっても楽しみです!

ちっち  わたしたちも楽しみだよね。ほんと、人生おもろいよなって。それに、一人一人が好きなことをして生きるようになったら、他の人と比べて文句も言わなくなるし、めっちゃいい世界になるんじゃないかな。

けんご  「何者かにならないといけない」って思う必要はなくて「自分は何を好きだと思うか」、自分の気持ちに素直に向き合える人が増えていったらいいよね。。

僕自身は、生きづらさを抱えるちづるさんと、その対極にいる人たちとの間の橋渡しをしていけるようになりたいですね。価値観が違う人同士の間にも入っていけるのが特技だと気づいたから、そういう人と人との世界を繋ぐようなことができたらなと思っています。

お二人のこれからがとっても楽しみ

編集部のここが「#たしかに」

こんなにも冷静さを欠き、思わず泣き出してしまったインタビューは初めてでした。

楽天家と繊細さん。
ポジティブとネガティブ。
幸せと不幸せ。

気づけばわたしたちは、繊細な性格やネガティブな思考は「悪」であるというイメージに勝手に囚われていたのかもしれません。

どちらが良いとか悪いとかじゃない。
どちらも必要で、両方あるからこそ本当の幸せに気づける。
偏らずにその真ん中を模索していく。

お二人の過去と今、そして未来を見つめる眼差しと言葉に心が揺り動かされ、自分自身の人生を肯定してもらえたような気持ちになりました。

他者や世界を通して自分を好きになる。

そして、どんなに異なる性質をもった人間同士でも、
自分とお互いの弱さもまるごと愛し、一緒に生きていくことはできる。

そんな希望すらも感じさせてもらったお二人に、感謝の気持ちでいっぱいです。
アクセサリーにとどまらず、たくさんの挑戦を続ける『chicchi works』をこれからも応援していきたいと思います。

ちっちさん、けんごさん、ありがとうございました。またお話きかせてください!

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執筆・取材:むらやまあき 編集:#たしかに編集部

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