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マイノリティも子育てしやすい社会とは?多様な親子の形を考える

親子の形は多種多様。社会全体で子育てのサポートを

様々な理由でパートナーとの間に子どもが出来ない人がいる一方、望まれない形で出産されてしまった子どもや、愛情のある家庭を必要としている子どもも少なくありません。

そのような親と子を結ぶために、里親や養子の制度がありますが、現在の法律で特別養子縁組は、両親になる人は法律上の夫婦でなければならないなどの条件があります。そのため、例えばLGBTのカップルなど、現行の法律で婚姻関係を結べないマイノリティにとっては、親になる方法が制限されている状況です。

近年、日本では少子化や核家族化が進み、子どものいる世帯自体が減少しています。多くの家庭に子どもがいた時代にはお互い様だからと許しあえていた事が、近隣トラブルに発展する事もしばしばあります。子どもに関する施設の建設が反対される事もあります。マイノリティ・マジョリティに関わらず、育児や教育に対する社会の無理解を感じることが少なくない状況です。

少子化を憂うならば、子どもを増やすことを目標とするだけではなく、産まれてきた子どもを育てやすくする方向を模索することも大切ではないでしょうか。子育てを親や教育関係者だけの問題とせず、社会全体でサポートし、自分にできる形で子育てに参加するという認識が広まれば、子育てをしやすい社会になりそうです。

養子制度なども、より様々な背景の人が利用できるものになれば、愛情ある親子の形を実現できる人が増えるのではないでしょうか。マイノリティ・マジョリティに関わらず、共に知恵を出し合い、サポートしあえる社会にしていくことで、多様な人が子育てしやすい、子育てに参加しやすい社会になっていくのではないかと思います。

編集部のここが「#たしかに」

社会全体で子どもを育てるという認識が広まれば、マイノリティ・マジョリティに関わらず子育てをしやすい社会になりそうです。実現するためには価値観などが自分と異なる人々とも協力していく必要があるでしょう。まずは自分の中の差別意識と向き合い、どんな人とも互いに尊重し、必要なサポートを提供しあえる関係を築いていくことが大切ですね。

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