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リモートワークで共感と快適を手に入れる方法

リモートワークをより円滑にするためのスキルとは?

リモートワークのデメリットを少しでも軽減するためにできることとは何でしょうか。

真っ先に考えられることは、察する必要がないコミュニケーションを心がけることです。
日本人は会話する相手の状況や立場などの背景を察する「ハイコンテクスト」なコミュニケーションが得意です。同じ場所に居る相手がどんな状況で、何を求めているのかを察して会話する事ができます。

それに対し、「ローコンテクスト」なコミュニケーションとは、お互いの共通認識がない事を前提に、具体的で端的な言葉を重ねて正確に伝えます。
リモートワークにおけるコミュニケーションは「ローコンテクスト」を実践する必要があります。

特にチャットでは、相手に状況を的確に伝え、返信してもらうために必要な言葉を省略しないことが大事です。2通りの意味に取れる表現には注意しましょう。問いかける時にはその背景と意図も伝えるようにするとより理解してもらいやすくなります。
期限については、「一週間くらいで」などと大まかに伝えると、相手は今週中なのか来週に入っても良いのか悩むことがあるかもしれません。「いつまで」と明確に伝えることが大切です。
わかりやすく伝える努力を惜しまないことが、リモートチームのコミュニケーションの大切なポイントです。

リモートワークには「ローコンテクスト」ともう一つ大切なコミュニケーションスキルがあります。それは、「共感コミュニケーション」のスキルです。
共感とは、相手の視点で物事をとらえ、相手の感情を推測し、その問題を解決するために考えるスキルです。共感する側もされた側もお互いの信頼感が増し、より良い関係を作ることにつながります。

チャットで相手に同意する、褒めるなどの感情を伝えたい場合、言葉で伝えるだけでなく、絵文字を使うのも有効です。絵文字も言葉の一種です。こちらの気持ちをカジュアルに伝えることができます。
気持ちや感謝を頻繁に伝えるよう心がけることで、共感は生まれやすくなります。
褒められたり、感謝されたりすると誰もが嬉しいものです。その際、褒める側は相手の情報をたくさん知っていると、より具体的な褒め方ができます。そうすることで、褒められる側は自分のことを理解してもらえていると感じ、モチベーションが上がります。
効果的な「共感コミュニケーション」を行うためには、相手の話を傾聴し、相手の情報量を増やすことも大切です。雑談は気分転換だけでなく、情報収集の場としても役立ちますね。

課題がわからない時、うまく進められない時は率直に上司に伝えましょう。
伝えるのを躊躇する気持ちはわかります。しかし、伝えなければうまく進んでいるものと解釈されてしまいます。どうしても捗らない時は誰にでもあります。期日になってできていないことが明らかになることだけは避けたいものです。上司と対話しながら課題の解決ができるので、自分で解決できない課題は抱え込まないようにすることが大切です。

リモートワークにおいては、いつもローコンテクストなコミュニケーションを心がけなければなりませんが、雑談では、それを意識せず、気楽に楽しめば良い思います。雑談は社内の人間関係を良好に保つための必要な時間になるでしょう。

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