とりあえず始めてみたら趣味になるかも
「それでも趣味と呼べるものはない……」という方や「いま趣味と呼べるものはないけど、趣味を作りたい!」という方は、とりあえず自分が好きそうなものを始めてみる、というのはいかがでしょうか?
◎ 家でゆっくり過ごしたい!インドア系
読書
趣味の王道といえる「読書」。趣味というからには、分厚い新書やハードカバーの本を読んだり、著者のシリーズについて詳しい考察ができる知識を…なんて堅苦しく考える必要はありません!
好きなジャンルのマンガや雑誌、旅行ガイドブックやエッセイ集なども、書籍であればすべて「読書」です。好きなだけ本の世界に没頭してみましょう。好みの本を読んでいけば、おのずと知識がついてくるかもしれませんよ。
最近は、プロのナレーターが朗読した本を聴くAudible(オーディブル)というサービスなどもあります。「読書は好きだったけど、忙しくて読む暇がない」という方にもおすすめの読書法です。
音楽鑑賞
趣味の欄に記入する項目としては「音楽鑑賞」もポピュラーですね。
毎日のちょっとしたスキマ時間や、通勤時、リモートワーク中のBGMに音楽を聴いている人は多いのではないでしょうか?
趣味として音楽鑑賞の幅を広げるなら、サブスクリプション制の「定額制配信サービス」をおすすめします。
年代やテイストを超えたさまざまな音楽を月額料金で楽しむことができて、良曲とも簡単に出会えるコンテンツが充実しているため、決まったアーティストやジャンルを聴いているという人も、新たな「好き」に出会えるかもしれません。
ラジオ
ラジオはトークと曲のみという「耳だけで楽しめるエンターテイメント」のため、リモートワークや家事などの「ながら聴き」で楽しめるのが魅力です。
好きな俳優や芸能人がいる方は、その人がパーソナリティをしている番組を聞いてみると、意外な一面や素顔に出会えることも。
メールやSNSで番組へのメッセージを送れるため、気軽に番組に参加できるのも特徴です。iPhoneのポッドキャストなどあらかじめインストールされているアプリもあるので、一度使ってみてはいかがでしょうか?
コーヒー・お茶類・お酒
「いつも好んで飲んでいるけど、詳しくはない」と思う方におすすめなのが飲料系。
日々購入しているものから一歩進んで、違う産地のコーヒー豆や違う銘柄のお茶、普段は買わないお酒などを選んでみてはいかがでしょうか。
通販サイトやオンラインショップなど、ネット上の専門店のページで銘柄の説明やおいしい淹れ方などが詳しく書かれていることも多いので、パソコンやスマホで調べてみるだけでも知識が増えます。
いつものものと飲み比べてみるだけでも、新たな発見につながっていきますよ。
絵画、塗り絵
絵を描くというとそれこそハードルが高そうですが、小さい頃はクレヨンで画用紙いっぱいに絵を描いていた人も多いのでは?「うまく描こう」ではなく、「描くことを楽しむ」と好きになるかもしれません。好きなものをまずは模写してみるのも楽しいですよ。
自分で描くのは難しいけど色を塗るのは好き、という方には塗り絵もおすすめです。「大人の塗り絵」がブームになったこともありますね。無心になって色を塗る時間は、心もすっきりさせてくれます。
スキルアップが好き!資格取得系
「趣味を仕事や人生に活かしたい!」という向上心の強い方は、興味のあることを勉強して資格を取ってみるのはどうでしょうか。
学生のときと違い、自分のペースで自分の好きなことをゆっくりと学べるのがポイントです。人生に役立ちそう!と思う実務的な資格を選ぶのもよし、いまの仕事や生活とはまったく無縁の資格を取ってみるのも楽しいですよ。
◎ 自然や緑に癒されたい!アウトドア系
サイクリング
いきなりサイクリング用の自転車やウェアを買うのではなく、手始めに手持ちの自転車で自宅の近隣から行動範囲を広げてみてはいかがでしょうか?
近所といっても、普段使うお店や駅までの道のり以外はあまり通らない道がほとんどです。思いがけないところにこだわりの詰まった個人店があったり、景色の良い場所に出会えたりするかもしれません。
走る距離や目的地にたどり着く達成感を味わいたい方は、少しずつ遠出の距離を延ばしていき、必要に応じて専用の自転車やウェアをそろえていくのもいいかも。
キャンプ
アニメや芸能人の動画などの影響で、ブームになっているキャンプ。「準備が大変そう」「続かないかもしれないのにキャンプ用品を買うのは……」という方は、まずはレンタル設備が充実しているキャンプ場におためしで行ってみるのはどうでしょうか。
テント・バーベキュー用品や寝袋などの貸出があり手ぶらでキャンプが楽しめるスポットや、テントの中に宿泊設備が設置された「グランピング」という施設もあります。
とりあえず日帰りで行ってみて、雰囲気を味わうのもおすすめです。
釣り
釣り糸を垂らして魚を待つゆったりとした時間、釣り上げたときの喜び、自分で釣った魚を食べられるのは釣りならでは。有名な釣りスポットなら、釣り具のレンタルなどがあり手ぶらで楽しめる場所も多くあります。キャンプ場の近くに川が流れている場所なら、キャンプといっしょに渓流釣りも楽しめるかも。
編集部のここが「#たしかに」
最後に「趣味なら続けないといけない」と思いながら何かをはじめなくても大丈夫です。
いま「趣味がある」という人も、最初から「これを趣味にするぞ!」と意気込んではじめたというよりは、その魅力や奥深さに触れてどんどん好きになっていった……という人が多いように思います。
人生のなかでは、年代によって興味が移り変わったり、やってみたけどイメージと違っていたからやめる、という判断も大事なことです。
なくてもいいけど、あったらより毎日が楽しくなるかもしれない趣味。自分にとってぴったりの趣味を気楽に探してみましょう!