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家族がLGBTだったら…新しい家族のかたち

LGBTも子供がほしい!同性カップルが日本で子供を迎えるには

LGBTであっても「子供が欲しい」という人は多くいます。様々な差別や困難に直面しながらも、従来の家族のかたちにとらわれず子供を持ちたいと考えるのは、カップルとしてごく普通の流れではないでしょうか。
海外では法改正が進んでいる国も多く、子供を持つ同性カップルも増えており、日本でも2017年4月に大阪で初めて同性カップルが養育里親に認定されました。日本で同性カップルが子供を欲しいと思った場合、どういった方法があるのでしょうか。

同性カップルが子供を迎える方法はいくつかありますが、日本で公認されているものには主として「養育里親」、「友情結婚」、「ステップファミリー」の3つの方法があります。

「養育里親」とは、何らかの事情で海の親が育てられない子供を一時的に預かって育てる制度ですが、法的な親子関係のある養子縁組とは異なり、実親が親権者となります。東京都、大阪府、愛知県など一部の都道府県では同性カップルも養育里親として認められています。

「友情結婚」は、恋愛関係にないもの同士が合意のもとで相互扶助する婚姻関係のことで、子供が欲しい異性同士が結婚し、生殖補助医療等で子供を持つ場合もあります。

「ステップファミリー」は、子供を連れた再婚や事実婚によって、血縁関係のない親子関係などを含んだ家族形態のことを言います。
代理母出産やドナーから精子提供を受けた人工授精など、日本では認められていない方法もありますが、法で親子関係が認められないため様々な困難が想定されます。
同性カップルが子供を持ちたいと思った場合は、どういった家族のかたちを希望するのか話し合い、あらゆるリスクや可能性、子供の将来を慎重に考えて選択していく必要があるでしょう。

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