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人生をかける仕事に「サウナ」を選んだ野田さんが力説する、NGをつくらず飛び込む大切さ

本当にやりたいことは自分の近くにあった

――それにしてもこれまでの野田さんのブログを拝見すると、会社の無茶振り具合がすごい……。

僕、大学までずっと野球をやっていたので、言われたことを愚直に続ける体育会系マインドがあったんですよね。だから「社長の弟子」みたいなのも逆に僕には合っていたような気がします。

――そこからどうしてサウナを仕事にすることになったんですか?

これも会社の「旅と音楽」という企画で、ラッパーになるミッションを与えられたことがあったんです。体育会系マインドだけでここまできた僕ですが、ラッパーは自分自身が「歌っている」よりは「歌わされている」気持ちの方が大きくて、辛い時期がありました。そう考えると、これまでの自分は誰かに言われたことをやってきただけ。でも会社から一歩出るとできないことばかりで、いかに会社に守ってもらっていたかを痛感しました。

自分で本当にやりたいことって何だろうと考えていたときに、一緒に仕事をしていた人から「ベベってサウナの話してる時は前のめりだよね、サウナやればいいじゃん」って言われて、ハッとなったんです。

――やりたいことが意外と近くにあった!

さらにいろんな人に相談していたら、どうやらフィンランドのサウナは大自然と一体になって楽しめるものらしいということを知りました。もともと野尻湖に会社で運営しているゲストハウスがあったので、そこでフィンランドのようなサウナができれば僕自身楽しいし、会社にも恩返しできるって思ったんです。

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