
ガツガツしてないのに引き寄せがすごい!女性シェフ菅野さんの“好き”の叶え方#たしかに

先日クリスマスケータリングのお話を伺ったFood Senseの菅野智子さん。実は、都内一流ホテルや人気のオーガニックレストラン、海外での店舗立ち上げ、さらにはプライベートシェフとして活躍するなど華やかな経歴の持ち主。厳しいといわれる料理の世界で、女性シェフとして夢を叶えるのは、並大抵の努力ではないはず。ところが菅野さんは、ガツガツした雰囲気は皆無。ゆるーく、自然体で料理の世界を楽しんでいるよう。その秘訣とは?料理に対する想いもうかがいました!
菅野智子さんプロフィール
葉山のラ・マーレ・ド・チャヤほか都内のホテルやレストランにて、フランス料理・フランス菓子のシェフ・パティシエとして活躍。その後広尾のオーガニックレストランにて、野菜・フルーツ・豆・雑穀等を使った料理やお菓子の研究開発、ロサンゼルス店の立ち上げを手がける。独立し「Food Sense」を立ち上げ、Food artistとして国内はもとよりフランスでプライベートシェフ、クレタ島で和食のWSを開催するなど活躍は多岐にわたる。

ケータリングは難しいけど、できることはあるかも。
―― 先日は、クリスマスケータリングのお話、ありがとうございました!今日は菅野さんご自身のことをうかがいたく、よろしくお願いします!
よろしくお願いします。
―― さっそくですが、こちら広尾のカフェはオープンしたばかりなんですよね。きっかけはなんだったのでしょうか?
うーん、やっぱりコロナですね。
―― えっ?休業する店舗が多い中、あえての新規オープンはだいぶ攻めてますね。
4月くらいまでは、私も引きこもっていたんです。普段は企業やイベント向けのケータリングがメインなので、それも減ってしまって…。やることもないし怖いし。でもGWに「おうちで旅茶時間」という、通販商品を企画したんです。
―― ステイホームに合わせたものですか?
旅をテーマにしたマフィンとお茶のセットをネット販売したのですが、これが結構好評で。それをきっかけに、気持ちの切り替えができました。ケータリングは難しいけど、できることはあるなって。
▲“旅とお茶で暮らしを彩る”をテーマに商品や体験を提案する『旅茶時間』。こちらは旅先をテーマにしたグラノーラ
―― でも、そこからご自身のお店を持つって、だいぶ飛躍しましたね。
以前は六本木にあるキッチンを間借りして、ケータリングの準備などをしていたのですが、コロナもあって自分の居場所が必要だと感じたんです。安心できる場所をと。自分と、お客様にもと思ったんです。
―― たしかにそれは分かります。シェアだと調整も必要ですし、落ち着けないですよね。
小さいですが、ちょうど条件にあった場所が見つかって。キッチンの機能とカフェを。ランチとディナーを完全予約制で、限定1組ずつ。レストランの個室感覚で使っていただけたら。昨日もちょうど4名様でコースディナーをご利用いただきました。結構大丈夫でした(笑)。
―― たしかに個室っぽい!プライベート感覚で利用できるのは安心だし落ち着けそうですね。
▲カフェといっても、本格的なコース料理が楽しめる。
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