
「羊のロッヂ」立ち上げメンバー・山本俊介さんに聞く、人を笑顔にするために現場に立ち続ける働き方

先日、おいしいジンギスカンをごちそうになったラム肉専門店「羊のロッヂ」の山本俊介さん(通称:やましゅんさん)。
「羊のロッヂ」やその姉妹店の「隣のロッヂ」の店頭に立つ他、木曜日のランチ時間にカレー専門店「MOUNTAIN MOUNTAIN」をやっているやましゅんさんは、もともと相当なカレー好きだったそう。なんと2016年8月から1319日間毎日カレーを食べ続けていたんだとか……!
そんなやましゅんさんが「羊のロッヂ」に入ったきっかけやお店に立ち続けるワケ、カレーへの思い、そしてこれからの展望についてお聞きしました。
山本俊介さんプロフィール
大学卒業後、コミュニティデザイン事務所studio-Lに参画。その後、スープストックトーキョを運営するスマイルズ へ。新店・新業態の立ち上げ、旗艦店のリニューアルを担当し、社内ベンチャーで立ち上がったラムに恋する人を増やすラム肉専門店「羊のロッヂ」に参画。
カレーが好きで、カレー店主からカレーの作り方を学ぶ「カレーのジュク」主宰。

地域を巡る中で見つけた「食」への関心
――羊のロッヂを始める前、やましゅんさんはどんなことをされていたんですか?
大学在学中から卒業後を含めて3年間ほど、「studio-L」という事務所でコミュニティデザインをやっていました。
いろんな地域に行って、いろんな人たちと対話をしながら、年間100本以上ワークショップとそのファシリテーションをやっていたんです。
――もともと飲食関係のお仕事だったわけじゃないんですね!
そうなんです。いろんな地域に泊まって食べるごはんがすごくおいしくて、そこで「食」に関心を持つようになりました。そこで暮らす人たちはもちろんのこと、その地域ならではの食も地域の魅力としてすごく大きいなあと。
そんなある日、「studio-L」の代表・山崎さんと、株式会社スマイルズの代表・遠山さんが対談する機会があったんです。考え方が自分と似てると感じて、この会社だったら今と近いことをしながら、より「食」にアプローチできるんじゃないかなと思って。それがきっかけで、スマイルズに入社することに決めました。
おいしいものを食べると、みんな笑顔になるじゃないですか。そういう場を作れたらすごくいいなあと思って。
――なるほど。スマイルズに入社後は、どんなお仕事をされていたんですか?
スマイルズが運営する「スープストックトーキョー」の店舗に立っていました。当時は裏のキッチンで、朝から生野菜の仕込みをしたり、じゃがいも10kgの皮をむいて茹でたり……結構手間暇かけてやっていたんです。たぶん一生分の量以上のじゃがいもの皮をむいたんじゃないかな(笑)。
地方転勤も多くて、仙台や福岡などいろんな地域の店舗で働きましたね。あとは、「100本のスプーン」という新ブランドの立ち上げをやらせてもらいました。
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