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「羊のロッヂ」立ち上げメンバー・山本俊介さんに聞く、人を笑顔にするために現場に立ち続ける働き方

社内制度から生まれたラム肉専門店の立ち上げメンバーになった理由

――そこから「羊のロッヂ」が始まるまでにどんな経緯があったんでしょうか?

もともとは、同じスマイルズの先輩であり、現「羊のロッヂ」のオーナーの越坂部(おさかべ)さんに声を掛けてもらったんです。

越坂部さんも僕と同じく「スープストックトーキョー」の店舗に立って働いていたのですが、社内ベンチャー制度を使って、2017年の3月に「羊のロッヂ」を実現させました。

――社内ベンチャー制度から生まれたお店だったんですね! それは主にお店を持ちたい人が使う制度ですか?

そうですね。スマイルズの代表・遠山正道さんが、「自分のお店を持ちたい」「こういう事業がやりたい」という社員の夢を後押しするために作った制度です。

「スープストックトーキョー」や他のブランドも遠山さんの思いから始まったものだからこそ、社員も同じようにもっと好きなことで仕事を創っていこう!という文化が社内にあるんですよね。

羊のロッヂ

▲株式会社スマイルズの代表・遠山正道さんから「羊のロッヂ」に贈られた直筆の絵画

――いい社風ですね! 越坂部さんはもともと自分でお店をやるつもりで?

そうみたいです。大手企業の内定を断って新卒でジンギスカン屋さんに入社した越坂部さんは、縁あってスマイルズに入ってからもいつか自分のお店を持ちたいと思っていて。そこで、社内ベンチャー制度ができたのをきっかけに、企画を立ち上げたんですよね。

越坂部さんは、外食してもメニューに羊があれば必ず食べるし、海外に遊びに行っても羊の火鍋を食べるみたいな、本当にラムが大好きな人なんですよ(笑)。

――すごい(笑)。やましゅんさんはどのタイミングで参加したんですか?

僕はお店が立ち上がって一年経たないうちに、「羊のロッヂ」を運営している株式会社キャッチボールの社員第1号になりました。

スマイルズにいた時、店舗の移動でいろんな地域を飛び回って、それはそれですごく楽しかったんです。

でも、システムや仕組みができている環境ではなく、新業態で自分たちで売り込んでいくことをやってみたいなあと思っていて。そのタイミングで越坂部さんが、「もしよかったらやらない?」と声を掛けてくれたんですよね。

――結構大きな決断だと思うのですが、決め手は何だったのでしょうか。

実はその前に転職活動もしてたんです。すごく行きたい会社の最終選考まで残ったんだけど、結果はダメで。でも、ここまできたら会社に残らず違う道に進んでもいいのかもなと思っていた時に、運よく越坂部さんが声をかけてくれたので、一緒に「羊のロッヂ」をやっていく決断しました。

――タイミングがばっちり合ったんですね。

そうですね。もともと、スマイルズに入社したときに明確な目標は決めていなかったんだけど、やりたいことができたときに迷わず進めるような実力は付けておきたいと思っていました。あとは、「こういう企画やりたい」と誰かが相談してくれた時に「僕はこれだったらできるから一緒にやろう」という形で後押しができたらいいな、と。

頑張っている人って輝いているじゃないですか。だから、越坂部さんが「羊のロッヂ」をやりたいって声を掛けてくれたときも、後押しやサポートがしたいと思ったんです。

「羊のロッヂ」山本俊介さん

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