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アイドルから著名ライターへ。大木亜希子さんに聞くセカンドキャリアの導き方

転職のきっかけはファンの一言

ーー芸能界をやめてからは、なぜライターの道を進んだのでしょうか?

かつてアイドル時代に、ツイッターでファンの方が「亜希子ちゃんの文章はおもしろい」って言ってくれたことがあったんです。そのことを思い出して「あ、やってみよう」って思い立ちました。

ーーファンの一言がきっかけだったんですね!

もともと、小さい頃から本が好きで、所属していた芸能事務所の社長にも「本を読め」と何度も言われていたこともあり、移動中のロケバスで哲学の本などを読み漁っていたりと、とにかく本ばっかり読んでいたんですよ。

アイドル時代は、人の気をひき付けるために真剣に言葉を考えてSNSを更新していたんですよね。そのこともあり、文章を書くことに親しみを感じていました。

アイドルをやめた時には、いろんな劣等感が底をついていたので、すがるようにしてライターの道を選んだのを覚えています。

ーー自分の長所って誰かが言ってくれて、「あ、そうなんだ!」って初めて気づくことが多いですよね。

私も「文章が面白い」ってファンの方に言われなかったら、自分でも長所に気がつかなかったし、ライターになろうとも思わなかったと思います。その一言が自分の自信になったんです。

ーーライターを選んだ時、女優やアイドルを目指していた過去の自分とは決別できましか?

自分で意思決定する前に芸能界に入ったので、プライドはそこまで強くなくて。「このままどうなっちゃうんだろう」っていう気持ちの方が、当時は強かったですね。

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