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【全制覇】47都道府県を取材した編集者たちが語る「いま行きたい日本」

全国を回ったいま、思うこと

――それでは最後に、皆さんが地方に行くうえで楽しみにしていることって何なんでしょうか。

友光 観光地を回るだけの旅行だと、その土地の知り合いはなかなかできづらいじゃないですか。でも、おもしろそうなお店に入って、そこのオーナーさんに話を聞いたり、町を案内してもらったりして仲良くなる、その一連の過程が楽しいです。知り合いのいる土地が増えていくのはおもしろいですね。

小林 その土地に暮らす人の生の声を聴けるのは楽しいですよね。そこでその地方が抱える悩みを知ると、自分の住んでいる飯山と同じだったりして共感できるのがおもしろいなと。

柿次郎 小林君は答え合わせをしている感じがあるよね。

小林 そうですね。「自分の地元」というものさしを持って、いろんな場所で照らし合わせるのが楽しいんです。

くいしん 僕が地方に興味を持ったのは、それこそ地方のものさしが知りたかったからですね。いい大学出て、東京の企業に就職して、東京の夜で遊ぶぞ、みたいなカルチャーがあるじゃないですか。それも楽しいけど、じゃあ地方で暮らしている人は何を考えているんだろう? ってところからハマっていきました。

柿次郎 僕たちの仕事は取材者のことを理解し、咀嚼する作業が発生するので、自分の中に多種多様な「ものさし」が増えていくんです。新しい価値観にたくさん触れられるのが地方に行く醍醐味ですね。また全国を飛び回れるようになることを願っています!

編集部のここが「#たしかに」

旅行の予定を決めるときは、どうしても観光地を回るだけで時間を埋めてしまいがちです。ジモコロのみなさんのように「おもしろい人に会う」を旅行の目的のひとつに設定してみる、というのは「たしかになー」と思いました!

地元の人と交流して、「そこにしかない」価値観に触れることで、新たな発見があるはずです。もしかしたら、町の案内をしてくれたり、スズメをご馳走してくれたり、経験したことのない旅行になるかもしれません……!

みなさんの旅行がより充実したものになれば幸いです!

取材・執筆:高橋かんな 編集:#たしかに編集部

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