HSPの特徴とは?
アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が提唱した「HSP」。5人に1人がこの気質を持っていると言われており、感受性が豊かで様々なことに敏感になってしまう特徴があります。HSPは病気ではなく、生まれ持った性質。上手く付き合っていくことで強みを生かして仕事をすることができます。
HSPの主な特徴は4つ。まずは、深い洞察力を持っていること。言葉の裏にある物事を予想したり、映画やドラマに込められたメッセージを何時間も考えてしまったり。人から“神経質”“気にしすぎ”と言われたことがある方もいるかもしれません。洞察力を生かして、何かをとことん調べるのも得意。探究心が強いので、集中すると時間を忘れて物事に打ち込むことができます。
次に、刺激に反応しやすいことが挙げられます。暴力的な映画やドラマが苦手だったり、映画や小説で深く感動して泣いたり。本音を話そうとすると自然と涙が出てしまうこともあります。新学期や新年度、引っ越し時など生活に変化があると体調を崩しやすいこともあります。
3つ目は、感受性が強いこと。職場の雰囲気が悪かったり、相手の機嫌が悪いと気になったりすることはありませんか?感情に対するアンテナが高く、共感力も高いので人の相談に乗るのが得意な人も多いです。一方で、自分で抱えすぎてしまい追い込まれるまで頑張りすぎてしまうのも、HSPの特徴の1つです。
4つ目は、五感が鋭く敏感なこと。どの感覚が強いかは人それぞれですが、強い光が苦手だったり、大きな声が苦手だったり、人に触られると不快感があったりします。時計の針など小さな音が気になって眠れなくなってしまうこともあります。匂いや味に好き嫌いがある方も多いのが特徴です。