家族になりたい同性カップルとその理由

日本でも一部の自治体で同性カップルをパートナーと認める動きが進みつつあります。その皮切りとなった東京都渋谷区では、2015年より結婚に相当する関係にある同性カップルで一定の条件を満たした場合、「パートナーシップ証明書」を発行しています。同性カップルの中には、こうした結婚相当の証明書を申請したいと考えているカップルも少なくありませんが、申請したい理由とは何なのでしょうか。

「医療を受ける際、家族と同等の扱いを受けたいから」「今後、法律上家族として認めてほしいから」「職場で家族手当・慶弔休暇・介護休暇など家族と同等の扱いを受けたい」など理由は様々ですが、その多くがパートナーを家族として扱ってほしいとの思いから証明書の発行を希望しています。しかし、法的な婚姻に比べ結婚相当証明書の効力はまだまだ弱く、自治体や職場によっては家族として扱ってもらえるケースが限定的です。
今後パートナーシップ条例や証明書発行、法整備などの動きが日本中に広がっていけば、会社での各種手当休暇、財産相続、様々な契約など今までは認められていなかった権利が家族同様に認められていくのではないでしょうか。