サウナで地域の問題も解決できる!?
――最近ではサウナプロデュースも手がけていると聞きました。
「The Sauna」を知ってくださった方や僕のTwitterを見てくださった方から「うちでもサウナをつくりたい」と相談を受けることが増えてきました。日本は森林も多いし、水も綺麗なので、アウトドア・サウナにはとても恵まれた環境なんですよ。
例えば、静岡だったらお茶の葉を使ってロウリュをやってみよう!など、その土地の自然と地域性を組み合わせたサウナを全国に増やしたいなというのが今の目標ですね。

▲#たしかに編集部で取材した奈良のホテル「ume,」さんのサウナもプロデュースされています
――わぁ、そんなサウナが増えるとすごくいいですね!
The Saunaではどんな薪でも燃やせるサウナストーブを使っているんですが、例えば豊富にあるけど薪にはあまり適していないスギを燃やすことも可能なんです。そうすると、地域の課題になっている資源をうまく使えるし、林業にもプラスになるはず。サウナをつくることで環境や地域の問題を解決できたり、気持ちいいだけじゃない価値が生まれたりすると最高だなと思っています。
――サウナビルダーとして野田さん自身が目指している姿はありますか?
サウナ一本でちゃんと生きていけるっていう姿を見せたいですね。だからこそ赤字は出さないようにしようというプレッシャーはありますが、好きなことを仕事にしてもいいんだと思ってもらえることで、これから何かやりたい人へのはげみになればいいなと思っています。「The Sauna」からそんな人たちを増やしていきたいですね。
編集部のここが「#たしかに」
大好きなサウナを仕事にした野田さん。日本一周や野宿、飛び込み営業、ラッパーなど、これまで愚直に取り組んださまざまな経験が、野田さんの活動の幅を広げる大きな鍵となっていました。人ってつい「これはできない」と決めてしまいがち。野田さんのNGをつくらず飛び込む生き方は「たしかに!」と納得することばかりでした。
それにしても「The Sauna」はとても気持ちよさそう。週末は予約が埋まりがちとのことですが、いつか必ず遊びに行きたいと思います!野田さん、ありがとうございました。
The SaunaのHP
https://lamp-guesthouse.com/sauna/
野田クラクションベベーさんのTwitter
https://twitter.com/nodaklaxonbebe
取材・執筆:石原藍 編集・取材撮影:#たしかに編集部