正解のない問いに向き合うからこそ挑戦できる
「リベラルーアーツ」に取り組み始めてみて、変化したことってありますか?
気付けば自分の人生に自然と溶け込み、「個人の興味を育てることが、その人の人生にとってどれだけ価値があることか」が分かりました。今はもう子どもの教育方針にも染み込んでいるくらいで(笑)
それはすごいです!
そう思えるようになったのもクロスシンクを始めとする、「対話」のおかげかな。毎月のクロスシンクが自分の考えていることを人前で話す「練習の場」にもなっているし、「FICCのチームだからではなく、一個人の意見を話してみよう」って興味を伸ばしてくれる環境なので、お互いどんどん話していけます。
「Life Plastic」プロジェクトも、リベラルーアーツの哲学があるからこそ挑戦できたんだと思うんですよ。
今の世の中の働き方って個人の興味よりビジネスの方も優先的に考えていくことが多いと思うんですけど、組織で個性が守られていくにはどんな環境が理想ですか?
個性が守られていくには、程よく仕事とプライベートの垣根がない状態が理想だと思います。あくまでメンバーにもよりますが、とあるメンバーの休日をフラットに聞ける機会があって、プライベートのことを少しでも知れたら仕事に繋がっていったりしますよね。
私自身もそうなんですが、自分のアイデアや興味が仕事の中にちょっとでも入っていたら、モチベーションを持つことができて、楽しく働けるんです。
「やらされている」よりは「やっている」方が断然楽しいですよね!
個々の興味が繋がって、主体的にどんどん動くことができ、それが何かしらの形になる「いい循環」の組織がもっと増えたら、もっと社会が明るくなっていくんじゃないかなと思うんです。
そんな考えもあって、最近よく人にお節介を焼くようにしています(笑)
それはどうしてですか?
空気を読みすぎて遠慮してしまう人が多い社会よりも、人に寄りかかったりすることがもっと気軽にできる社会になってほしいなって。少しの距離でもいいので、相手の領域に入ってお互いにちょっとずつ頼ることができたらいいですよね。
よく代表の森が、「お互いの存在に感謝する」ことの大切さについて話しているんですけど、本当にその通りで相手に思いやりを持ち、自分の想いも大切にすることが、新しい価値を生み出していくプロジェクトに繋がっていくんだなって思います。
編集部のここが「#たしかに」
代表の森さんが体験したリベラルアーツの哲学がFICCのメンバーに広がり、社会の価値観をアップデートするプロジェクトを作り出すサイクルは、関わる人すべてが笑顔になる「新しい未来の一歩」に感じました。
自分の興味を知ることはもちろん大事ですが、自分以外の人の興味にも喜びを抱いてこそ、人生の醍醐味ですよね。
正解のない問いに「正解の答え」はありませんでしたが、「自分だから答えられること」は必ずあるはずです。
中村さん、ありがとうございました〜!
これからもたしかに編集部一同、FlCCが取り組むプロジェクトを楽しみにしています!
Life Plastic
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