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# 怪談は尊いもの

怪談師・深津さくらさん

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不登校、美大進学、怪談師への道。人生はなにが起きるかわからない。怪談に人生を救われた、怪談師・深津さくらさんの生き方

「不思議な体験談、お持ちですか?」

街ゆく人々に声をかけ「怪談話」を訪ね歩く、一人の女性に出会いました。蒐集(しゅうしゅう)した怪談を実話のままに語り継ぐ、怪談師・深津さくらさんです。

「生きていれば、自分の想像をはるかに超える不思議なできごともある。怪談蒐集を通して『世の中にふつうなんてない』と思えるようになり、とても生きやすくなりました」

小学校1年生から高校3年生まで不登校を経験し、なかなか集団生活に馴染めない10代を過ごしてきたという深津さん。怪談と出会ったことで、社会と関わりを持ち、人の感情に触れ自分を表現する生き方を見いだせたと言います。

「まさか怪談師になるとは思わなかった」と笑って話す彼女と、世にも不思議な「怪談」はどのようにして巡り会ったのか。「人生なにが起こるかわからない」と思わせてくれる、深津さんの人生の物語に耳を傾けてみました。


深津さくらさんプロフィール
1992年茨城県生まれ。京都造形芸術大学卒。2018年『OKOWA CHAMPOIN SHIP』出場を機に怪談師として活動を開始する。2019年『京都怪談 神隠し』『現代怪談 地獄めぐり無間』(いずれも竹書房•共著)に参加。2020年には初単著『怪談びたり』、2021年には続編となる『怪談まみれ』(いずれも二見書房)を上梓。関西テレビ系列『セブンルール』や日本テレビ『スッキリ』に出演。2022年から『BRUTUS』(マガジンハウス)にて“深津さくらの実話怪異手帖”を連載中。現在、関西地方を拠点としながら全国の怪談イベントに出演するほか、さまざまなメディアで語りや文筆の活動を行っている。

聞き手:貝津美里/生き方を伝えるライター
世代・年齢・性別・国内外問わず人の「生き方」を聴き「名刺代わり」となる文章を紡ぎます。主な執筆テーマは、生き方/働き方/地域。人と人、人と想い、想いと想いを「結ぶ」書き手でありたい。

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