家族みんなが笑顔になる離乳食をつくりたい
2023年4月に起きた離乳食騒動。私もTwitterのトレンドに上がって話題になっているのを見ていました。ネガティブな声も多く、「こういう反応になるんだ……」と驚いたのを覚えています。
そもそも、離乳食無料提供サービスはどのような理由からスタートしたのでしょうか?
離乳食提供サービスを立ち上げた頃は私は在籍しておりませんでしたので、メンバーから聞いた話しにはなりますが、Soup Stock Tokyoと姉妹ブランドのファミリーレストラン「100本のスプーン」で共同開発し、2020年11月に販売を開始しております。
その後、一部店舗で試験的に有償サービスとして開始しました。立ち上げの中心となったのは、スープストックトーキョーのパパママ社員だったと聞いています。
子育て中の社員さんの声から生まれたサービスなんですね。
スープストックトーキョーには創業当初から大切にしている「Soup for all!」という価値観があります。スープは0歳から100歳まで、私たちの一番身近にある食べ物として、年齢も性別も国籍をも超えて愛されている存在です。お父さんやお母さん、そしてお子様が安心できて笑顔になる離乳食をつくりたい。そんな想いから離乳食ができました。
2023年4月に有償から無償提供へと切り替えた背景には、どういった考えがあったのですか?
家族やお子さまと一緒に来店してくださる方も増えてきたなかで、スープストックトーキョーとしてお子さまの成長を一緒に見届けることができればという想いがありました。
「Soup Stock Tokyo」は一人で来店しやすい雰囲気がありますが、たしかに最近は家族連れの方も増えていますね。
また、お父さんやお母さんにも一緒に食事の時間を楽しんでいただきたいという想いがあり、無料での提供をスタートさせました。