
リーマントラベラー・東松さんに聞いてみた。生き方を変える、週末海外旅行のススメ#たしかに

自由に行き来できた、あの頃が懐かしい。
コロナの影響で、いつまた気軽に渡航できるかもわからない状況ですが、あえて今回、海外旅行にまつわる取材を敢行した「#たしかに編集部」。そのテーマは、ずばり『週末海外旅行』。
「弾丸で忙しそう」「若いうちはいいけれど…。」と、少しハードルが高いと感じる方も、いるかもしれません。ところが実は思った以上にカンタンに、週末海外旅行は実現できるそう。その上、楽しいだけでなく、生き方を変えるかもしれないほどのメリットがあるとか。
今回、価値観発見メディア「#たしかに」に登場していただくのは、リーマントラベラーの東松寛文さん。東松さんはサラリーマンをしながら、週末だけで世界一周を叶えてしまった旅のプロなんです。
再び海外旅行を楽しめる日に備えて、さっそく教えていただきましょう!
東松寛文さんプロフィール
1987年岐阜県生まれ。神戸大学経営学部卒
リーマントラベラー/休み方研究家/『地球の歩き方』が認定する旅のプロ
平日は広告代理店で働きながら週末海外旅行を実践。訪れた国は7年間で70カ国159都市。
2016年に5大陸18カ国を制覇し世界一周を達成。
著書に『サラリーマン2.0 週末だけで世界一周』(河出書房新社)、『休み方改革』(徳間書店)がある。
朝日新聞社にて『リーマントラベラーサロン』を主宰
心が回復。週末海外旅行は最高のリフレッシュ!
――“週末だけでタイ”の動画を拝見しました。「大変そう」というイメージが覆され、私にもできそうな気がしました!
背中を押せたとしたら嬉しいです!誰かの1歩になればと、動画を作ったんです。僕が旅に目覚めた頃は、有給はなかなか使いづらい世の中でした。休めないけど海外旅行がしたいと思った時に、「週末だけで行く」という逆転の発想が生まれた。でもやってみたら意外と良かったんですよね。タイの場合は、フライトを睡眠時間にあてるのがポイントです。
――タイ旅行はとっても濃い内容でしたが、予定を立てるのはたいへんじゃないですか?
あれは動画用に盛りだくさんの内容でしたが、通常はあまり予定を詰め込まないようにしています。なんでも決めちゃうと、それをこなすことに目的が変わるんです。初めて行く場所では、予定通りにいかないこともたくさん。できないことが多いとストレスだから、決めておくのは最低限。行き先に困ったらgoogleマップで検索すればヒントが見つかるし。心に刻まれるような体験は、想定外のことから生まれるんですよね。
――たしかに。予定を決めた途端、時間に追われる気がします。東松さんが思う週末海外旅行の良さって何でしょう?
それはもう断然、心がリフレッシュすることですね。僕の場合、金曜日の夜に出発して、月曜日の朝帰国しすぐに出社しますが、週末を家でダラダラ過ごしていた時より、仕事も頑張れるようになりました。精神面での変化は大きいです。
(タイのインスタ映えスポットの寺院にて)
――平日しんどいイメージでしたが、逆なんですね?
体力的に(疲れる)というのはあるかもしれませんが、それ以上に得られるものが大きい。「心の元気」ってほんと大事!もうひとつメリットがあって、それは時間の感覚が変わるということ。旅に行き始める前は、なんとなく仕事をこなしていた感じでした。例えば月曜日締め切りの仕事を、「土日があるし大丈夫」とダラダラやってしまうことってないですか?
――まさに、土日は仕事の締め切りのバッファになっています…。
でも旅するようになって、月曜日が締め切りの仕事は、金曜日の退社時間までに終わるようスケジュールを自分で切り直すようになりました。自分の時間軸に合わせることで主体性が生まれ、効率も上がったんです。
――自分でコントロールするマインドに変わって、主体性が生まれたんですね!
インプットも多くなりました。僕は広告代理店でサラリーマンをしているので、海外へ行くと広告が気になります。仕事に活かせるアイデアが見つかることも多くて。海外へ行けばそれだけで、他の人が知らないことに出会えるんです。仕事のクオリティも上がって自信もつきました。
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