毎日に余白を
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価値観発見
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自分の心が「うん」ということを。高知に移住して会社をつくってわかったこと

東京で働いていたころの私に、美味しい食を届けたい。

——たくさん動く中で、大事なことが見えてきたんですね。

高知でスーパーに行くと、肉も魚も野菜も果物も、とっても新鮮な地の物ばかりで、どれもめっちゃくちゃ美味しいんですよ。それでふと思ったんです。「東京で私、何食べてたっけ?」って。

——それまでの食の概念が変わる、環境に出会ったということですか?

そうですまさに!東京で働いていたころは、出社の前にコンビニに寄って、朝ごはん用のサンドイッチとカフェラテ、ついでにお昼用のおにぎりとお茶、あとおやつも買ってました。忙しい日は、夕食のお蕎麦までまとめて買っちゃう。それを会社の冷蔵庫に入れて、お腹が空いたタイミングで食べていました。

思えば当時の私にとって、食べることは腹を満たす作業のひとつでしかなく…。だけど毎日そんなスタイルでも別にイヤとは思わなくて。仕事が楽しかったので、外に食べに行く時間がもったいないという感覚でした。それが高知に来て、美味しい食を前に「あれ?」って。「東京での私の食生活、やばくない?」って。

——忙しいときほど食の優先順位が下がっちゃう経験、たしかにあります…。

ですよね(笑)。かたや目の前の生産者さんたちは、売り先が限られていて困っているんです。ここをうまくつなげられたら、どちらもHAPPYなんじゃないかって。「東京時代の私に、この美味しさを毎日届けたい」と、イナカデリコを立ち上げたんです。

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