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「クマゴローカフェ」店主がたどり着いた、ライフステージが変わっても飲食店を続ける方法

自分の好きを表現できる場所

ーー今入っている日替わり店主さんに共通していることはありますか?

「お店をやりたい」というよりも、自分の好きなことをもう少し広く表現したい人が多いのかもしれませんね。

例えば、日本酒が好きな編集者が自宅の日本酒コレクションをみんなに振舞うイベントや、学芸員さんがただ歴史の話を熱く語るイベントなども不定期開催していますが、やってみると楽しいし、回を増すごとにファンも増えているんですよ。

日替わり店主が楽しそうにしている姿を見て、「私もやりたい!」と新たにクマゴローに関わってくれる人が増えるし、私一人だったら出会うことのなかったお客さんも来てくださるようになる。芋づる式に人の縁が広がっていくのもいいなと思っています。

クマゴローカフェ たしかに

▲学芸員が歴史を語るイベントは毎回大盛況!

ーーお話を聞いて、私も「クマゴローカフェ」で何か始めたくなりました!

「お店をやる」って、全部自分で頑張らないといけないイメージがありますよね。でもクマゴローの場合は、「これくらいでもいいんだ」と低いハードルからチャレンジできるのがいいのかもしれないです。「やってみたら楽しかった」っていう小さい達成感は、新しいチャレンジをする時のモチベーションにもなるはず。「何かを始めたいけど……」と思っている人の背中を押せる場所にもなればいいなと思います。

ーー「クマゴローカフェ」を今後どんな風に楽しんでもらいたいですか?

「クマゴローカフェはこんなお店です」ってコンセプトをつくっちゃうと、言葉に流されそうな気がするので、いつもふわっとしたことしか決めていないんです(笑)。まだ子どもも小さいので、しばらくはこのスタイルだと思いますが、店主になってくれる人もお客さんで来てくださる人も、自分の好きなように楽しんでもらいたいですね。

これからもきっと環境は変わるだろうし、私もその時々の変化を楽しみながら、できることを少しずつかたちにしたいなと思っています。

編集部のここが「#たしかに」

「子どもが生まれたら、今までとまったく同じようにはできない」。そこにもどかしさを感じるのではなくうまく周りの人に手渡しながら、開かれた場所をつくり続ける牛久保さん。その柔軟さは、ライフステージが変化してもやりたいことを続けたいという人を勇気づけたのではないでしょうか。

「小さな挑戦ができる場所」として店主が増えていく「クマゴローカフェ」のこれからが楽しみです。牛久保さん、ありがとうございました!

後編はこちら▶︎大事な人たちに胸を張れる生き方をしたい。「クマゴローカフェ」牛久保さんが決断した自分の旗を立てる生き方

クマゴローカフェ
住所:福井県福井市中央1-22-7
営業時間:クマゴローの朝ごはん/7:30~11:00(水~金)、8:00~11:00(土日)、その他の時間帯はクマゴローカフェのSNSをご覧ください。
電話番号:080-6219-8136(営業時間中のみの対応となります)
アクセス:JR福井駅から徒歩5分

クマゴローカフェのホームページ
https://kumagoro-cafe.site/

Facebook
https://www.facebook.com/kumagorocafe/

Instagram
https://www.instagram.com/kumagoroucafe/

取材・撮影(一部):石原藍 取材・編集:#たしかに編集部

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