富山の日常を旅するガイドブック『スピニー』について
旅に出たときに知りたい情報は、その土地の人たちの暮らしが見える街並みやソウルフード、行きつけの店。そんな情報が載っているガイドブックが富山にもあればいいなと思い立ったことがスピニー発刊のきっかけと居場さん。
本の中では「私」が富山の建築物や商品の紹介をしてくれるのですが、どれも1度目の旅では気づけない視点や発見が溢れています。まるで富山に突然お友達ができたかのような感覚に。居場さん曰く、富山へ旅行に来た県外の友人の隣でガイドをしているような雰囲気や目線を大事にしているだそう。
紹介するものを選ぶのは、主に居場さんとライターの高井友紀子さん。お二人は元職場の同僚で、好きなものが似ていたことから一緒にスピニーを作ることが決まったと言います。
取材先のお店や場所は、居場さんと高井さんが普段使いするところが条件のひとつ。本中の写真やイラストも、どこか散歩をしている時にふと気づく風景のようで、親しみと同時に深いこだわりも感じます。