本を作り続けること、発信し続けること。スピニーのこれから
スピニーは2017に第①号が発刊されてから、②・③号の発刊や①の重版を経て、今年11月7日には新刊第④号が発売されています。3年もの活動、そしてこの新型コロナウイルスによる苦難がある中で、なぜ活動を続けられているのかを伺うと、居場さんからはとても富山への愛を感じる返答をいただきました。メールインタビューの1部を紹介します。
ーー 富山への興味があってもなかなか訪れることが難しい中、スピニーの活動をなぜ現在進行形で続けらているのでしょうか?
新型コロナウイルスで世間の状況が変わる中、私たちにできることは何かと考えました。スピニーを販売してくださる書店はほとんどが富山の個人書店さんです。営業自粛を余儀なくされたお店に少しでも貢献したい。それは「本を作り続けること」なのではないかと考えました。スピニーは完全自費出版で制作しており、売り上げは次の制作の資金となっています。毎回赤字になりながらも、①号は3刷目を発行。②号も最近は1000部が完売となりました。これからも私たちらしい目線を大事に、大好きな富山の魅力を発信し続けられたらと思っています。⑤号の発行ができるよう、イベントなどにも積極的に関わりながら販売を続けられるよう頑張りたいと思っています。
▲スピニー ④
『スピニー』には決して代替のきかない『スピニー』らしさを感じます。それはきっと富山に流れる時間や日常に心地よさを感じるスピニー編集部の方々が、言葉から、写真から伝えようと、楽しく議論しながら模索しているからなのでは、、という想像さえもとても楽しく思いました。富山へいつか足取り軽く旅に出られる日に思いを馳せて。
スピニー
居場梓(編集・ライター)
高井友紀子(ライター・編集)
京角真裕(写真)
高森崇史(デザイン)
井上佳乃子(イラスト)
Aaron Joseph Sewards(イラスト)
インターネットではここから買えます。
ひらすま書房(射水市) WEBSHOP
https://hirasumashobo.stores.jp/
HOUSEHOLD(氷見市)ONLINE SHOP
https://household-bldg.com/shop/
編集・執筆:塚崎りさ子(たしかに編集部) 写真提供:スピニー編集部