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45歳で一念発起。大手メーカー勤務の安定を捨て夢に賭けた、Curry福満堂三浦さんのこと

応援してくれる人がいる。人の温かさを実感。

――お店の外観は街並みに合わせたものだと思いますが、内装もおしゃれですよね。

ありがとうございます。内装は自由にリノベーションできるのですが、前職でイベント担当の時にお付き合いのあった、店舗やイベントなどの空間デザインが得意な建設業社さんに手がけてもらったんです。人のつながりってありがたいですよね。この場所に来てからも新しいつながりがたくさんできました。それこそ、サラリーマン時代には出会えなかった人とも出会え、いろいろな人、いろいろな仕事があるんだなあと、感心させられることが多いです。

――お店は最初から順調でしたか?

ジョンソンタウンに来る前に、2ヶ月ほどフィジビリティを行いました。都内にある知り合いのバーが、閉めている間お借りするような形で。

――「間借りカレー」ですね。今流行っているんですよね!お客さんの反応はどうでしたか?

反応を見るほど余裕はありませんでした(笑)。主にオペレーションの練習ですね。でもかなり役に立ちました。実際にお店でカレーを提供するイメージがついたのは、大きかったです。でもやっぱり怖かったですね。40代後半で、飲食業界未経験でお店をやるって、もう後戻りできないなと。

――お店をやりたいと思う方は結構いると思うんですけど、実現させる方はそうそういないですよね。でももう3年ですよね。

飲食店は3年続けば、ひと区切りというか。それまでに潰れてしまうところが多いので、それはクリアできたとホッとしています。

――昨年コロナの影響はどうでしたか?

2020年4月の休業要請を受けて、3週間程お店を閉めましたが、5月の終わりには再オープンしました。お店は開けたけれど、人はなかなか戻ってきませんでしたね。今も例年の8割くらいです。でもリピーターさんが戻ってきてくれたのは嬉しかったです。

もし、お店を開業したのが昨年だったら、もたなかったかもしれない。2017年から3年間この場所でやってきて、常連のお客さんもいてくれたから、コロナ禍もなんとか乗り切れたと感謝しています。やっぱり飲食店はリピーターが大事なんですよね。応援してくれる人がいると気づけたのはコロナの功名かもしれません。

――ダイレクトに反応がわかる、まさに仕事に求めていたことですね。

福満堂三浦さん

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