暮らしに仕事が入り込む働き方
——「knit」はテレワークの先駆け的な会社ですよね。
そうなんです。knitはできて5年くらいのベンチャー企業なのですが、全国・世界各地にいる400名ほどのパートナーが、オンラインで人事や経理、資料作成、動画作成など、さまざまな業務を請け負っています。
——オンラインで成り立つのがすごい。どんな方がパートナーなんですか?
現在はお子さんを持つ女性が中心ですね。家族の転勤や育児、介護など環境が変わってもこれまでのキャリアを活かせるし、地方にいても都会と同じ水準で働けることもポイントです。最近では、男性も増えてきました。
——どんな環境でも働けるのは嬉しいですよね。
働き方も、定時が決まっているわけではなく、朝起きてちょっと仕事して、家族の用事を済ませてまたちょっと仕事して……といったように、自分らしい暮らしのなかに仕事が入り込んでいる感じですね。ワークライフバランスではなく、これからは「ワークライフブレンド」の時代になっていくと思っています。
——「ワークライフブレンド」、いい言葉ですね。
自分自身の強みを活かしながら、いきいきと働く環境がつくれるのはすごい価値だと感じています。この会社に入る前はリクルートという会社で採用や組織づくり、マネジメントなど人材に関わることをやってきましたが、knitは今までの働き方のアップデートに向けたイノベーションが起こせる会社だと思っています。