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酒場ライター・パリッコさんに聞いてみた。副業からフリーランスへどうやったらなれますか?

やらないことを決める。

――仕事する上で、大切なことはなんですか?

やらないことを決めるっていうのはあるかもしれません。僕は点数をつける仕事はやらないようにしています。批判的なことも書かないかな。良いところに目を向けて、それを文章にする。

取材っていってもコミュニケーションが上手いほうではないので、積極的に聞き出すことはできないんですけど、個人経営の酒場って個性があって、何かしらいいところがあるんです。見て感じたことを自分らしく言葉にしていく。あ、あとカメラは一眼レフを必ず持って行きます。ネット上に画像が溢れる中、やっぱりちゃんとしたカメラで撮ると違うのかなと思っていて。オートで撮ってるだけなんですけどね。あんまりカメラは詳しくないですが、これきっといいカメラなんだと思います。

パリッコさんのカメラ

▲愛用のカメラ。居酒屋で取り出しても目立ちすぎないコンパクトさが気に入っているそう

―― 飲食業界がコロナウイルスによってガラリと変わって、今後酒場ライターとして変えていくことはありますか?

最近は「飲み」っていう大きな括りで声をかけてもらうことが増えて、もしかしたら“酒場ライター”っていうのも違うのかもしれないな、と思いました。とにかく自分が面白いと思えることをやっていこうとは思っています。

緊急事態宣言が解除になって、一時緩和された時に、久しぶりに酒場取材をさせてもらったんです。僕の大好きな焼鳥屋で数ヶ月ぶりに飲んだ生ビール、めちゃくちゃ美味しくて、心の底から感動しました。実はそこ完璧にうまい生ビールが飲めるお店に認定されていたんです。何度も行っていたのに全然気づかなくって(笑)。酒場って行くたびに何か発見があるんですよね。居合わせるお客さんも違ってそのやりとりもあるし。酒場的にいうと僕なんてまだまだ若い方で、取材に行くと常連さんが珍しがって話しかけてくれるんです。久しぶりの取材で改めて酒場のありがたみも感じたし、本当にこの仕事好きだなあって。だからドクターストップがかかるまで、お酒のことは書き続けたいですね。

パリッコさん飲み

編集部のここが「#たしかに」

「とりあえずやってみる」。パリッコさんのお話を聞き、行動すること、アウトプットの大切さを実感しました。自分の好きなことを発信し続けることで、好きなことを続けられる環境を自ら作る。物腰柔らかでゆるーく、自然体が魅力のパリッコさんには、実は、秘められた強さがあると確信しました。
これから副業を始めようと思っている方、フリーランスに興味のある方、まずはブログでも何でも発信することから始めませんか?私も一度立ち止まって「自分らしさ」について、考えてみたいと思いました!パリッコさん、ありがとうございました!

パリッコさんのHP
http://www.lbt-web.com/paricco/

note
https://note.com/paricco

パリッコさんの最新著書

パリッコさんの最新著書
左から
『のみタイム 1杯目 家飲みを楽しむ100のアイデア』(スタンド・ブックス)
『天国酒場』(柏書房)
『晩酌わくわく!アイデアレシピ』(Ele-King Books)

取材・執筆:矢野千愛 編集:#たしかに編集部

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