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人生をかける仕事に「サウナ」を選んだ野田さんが力説する、NGをつくらず飛び込む大切さ

極限状態の水風呂でととのう!

――気持ちいいサウナのポイントってあるんですか?

サウナに入ることによって五感が研ぎ澄まされ、深いリラックス状態になる「ととのう」という感覚があるんですが、それを体感するにはサウナ、水風呂、外気浴という3つが重要だなと思っています。サウナの温度は高すぎても低すぎてもダメですし、乾燥しすぎると長い時間気持ちよく入れない。意外にすべて揃っている施設は少ないんですよね。

……今でこそ、めちゃくちゃサウナを語ってますけど、僕サウナと出会う前は「あんなの暑いじゃん」ってずっと思ってたんですよ。

――え、それは意外です。なぜサウナへのイメージが変わったんですか?

僕、一応LIGという会社の社員なのですが、入社1年目の時に、会社の企画で日本一周したんです。四国はお遍路で回っていたのですが、これが本当にきつくて……。真夏だし、野宿だし、虫もいるし、ボロボロになりながら歩いていたときに、高知県のとあるスーパー銭湯に立ち寄ったんです。灼熱のなか歩いていたので、日焼けもひどくて、たまらず水風呂に入ったら脳がブルブル〜ッ!!ってなるくらい、身体の全神経が覚醒したような、いわゆる「ととのう」感覚を味わったんですよ。

お遍路で身も心もボロボロだった野田さん

――極限の状態で入ったからこそ目覚めちゃったんですね。

試しにサウナにも入ってみたんですが、思っていたほど暑苦しい感じはしないし、その後の水風呂が気持ちいい。何よりその夜、めちゃくちゃ眠れたんです。そのときにサウナのイメージが変わりましたね。それ以降、サウナが心の拠り所のような感じになっていきました。

――それがサウナとの出会いだったんですね。ていうか、日本一周させるってすごい会社だなぁ。

はい、僕が所属するLIGという会社は、WEB制作がメインだけどメディアもつくっているので、これまで数々の破天荒な企画をやってきました。僕は大学生のインターン時代からお世話になっているんですが、最初は何の取り柄もなかったので、言われたことは何でもすることを条件に、「社長の弟子」みたいな感じで会社に通っていたんです。

入社前からアメリカ横断を命じられたり、毎日ブログを書けと言われたり、1万5000円するスピーカーを飛び込みで売り歩いたこともありました。この名前も社長の命名ですね。

ゴウさん

▲野田さんに新たな名前をつけた株式会社LIG代表取締役社長のゴウさん

――どうして「野田クラクションベベー」という名前なんだろうって気になってました。

僕、昔からお笑いが好きで、LIGに入りたいと思ったのも漠然と面白いことをしたかったからなんです。そうしたら社長が「まずはお前のブランディングからだ」って名前を変えることになって。そして決まったのが「野田クラクションべべー」。20年くらい前にいたt.A.T.u(タトゥー)っていうアーティストが、音楽番組をドタキャンしたときに、ミッシェル・ガン・エレファントが急遽歌った『ミッドナイトクラクションベイベー』という曲が由来だそうです。

――え、どゆこと??

とにかくロックに生きろ、という意味が込められてるみたいです。

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