ないのが幸せってどういうこと?奈良の山奥にある“ちょっと不自由なホテル”って?#たしかに

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2020.08.21.Fri.
#たしかに編集部

みんなが集う場づくりが、中山間地域が抱える課題解決になる。

——今日はオンラインの取材ですが、お話を聞いて実際にこの目で確かめたくなりました。ちなみにホテル名の“ume, ”の由来は、梅守さんのお名前からなんですか?

(笑)。イヤ、最初めっちゃ恥ずかしかったんですよ。そう思われたらどうしようと思って。でも実は名字ではなく、奈良で生まれた“やまとことば”が由来なんです。日本語のはじまりとされていて、かな一つひとつに語源があり「うまれ、めざめる」という意味なんです。最後の“,”(アポストロフィー)には、ここから人や未来へつながっていくという想いを込めました。

(ume,のロゴマーク)

——“うまれ、めざめ、つながる。”穏やかな気持ちになれるような、エネルギーを感じる響きがあります。“やまとことば”もステキですね。

最初はホテルというより、みんなが集う場所をイメージしていたんです。同時に日本の里山の、中山間地域の課題解決にも取り組もうと思って。ここって、ほんと何もないんですよね。一般的に観光旅行って、Just Lookじゃないですか。有名な場所や物を見に行き写真を撮る、今ならそれをSNSにアップする。それを叶える観光資源がここには全くない。価値の無い物に価値を見出すにはどうしたらいいかと考えて、行き着いたのがホテルだったんです。ホテルで過ごすこと自体に価値を感じてもらう。それを突き詰めた結果「気持ちを整えていく場所」という答えが見つかりました。

——気持ちを整えていく場所っていいですね。ホテル自体が観光資源になるわけですね。

滞在自体を目的にしつつ、お客様にはこの村の社会活動に参加してもらえないかと考えました。TRUNK HOTELってご存知ですか?ソーシャライジング(社会貢献)を掲げたホテルなんですが、そのコンセプトを意識しました。「滞在することで誰かの役に立つ」お客様にそう思ってもらうことで、中山間地域の経済的課題を解決できるのでは、と。

——ソーシャルビジネスは今ひとつのキーワードですよね。持続可能な社会のためにも大切なことかと。

20年後、30年後のこの村の未来を応援してもらって、山添が日本の中山間地域の成功例になればいいなと思っています。

ume, 景色

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