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酒場ライター・パリッコさんに聞いてみた。副業からフリーランスへどうやったらなれますか?

好きなことを続けていたら、好きなことが仕事になった。

 

―― ところで、酒場ライターだと、自粛モードで大変じゃないですか?取材も行けないだろうし…。

それがありがたいことに、家飲みなどのテーマで執筆依頼をけっこういただいていて。あとは9月中に2冊出版されるので、その準備も忙しくて。※インタビューは9月上旬に実施

 

―― 8月から立て続けに3冊。すごいですね!どんな本なんでしょうか?

ひとつは『天国酒場』(柏書房)っていうちょっと変わった酒場について綴ったエッセイ集で、もうひとつは『晩酌わくわく!アイデアレシピ』(Ele-King Books)というレシピ本です。

 

――『天国酒場』はパリッコさんの十八番だと思いますが、レシピ本はどういう流れなんですか?

家で飲む時も面白いおつまみがあったら楽しいと思って、作ったものを撮影してnoteにアップしてたんです。趣味の一環だったのですが、それから徐々にレシピ系のお仕事をもらえるようになって、今回の出版につながりました。

―― (私もライターですが)自分で本を出すイメージは全くなく…。どうやったら本を出版できるようなライターになれるんでしょう?

これはちょっと自分でもあんまり分からないのですが、自分の持ち味みたいなのがあるのかな。酒場ガイドってたくさん出てると思うんですけど、情報量だと全然人に敵わないと開き直っています。なので、僕は自分が楽しかったっていうことを書こうと。ガイド本ではなく、日記のような感覚なんです。読んでくれた人も「この店に行こう」と思うのではなく、「自分なりの好きなお店」を見つけてくれたらいいなって。それがもしかしたら意外と、他のライターさんには無い視点だったのかもしれないなと。

―― 自分らしさを大切にということですね。

好きなことをひたすら続けていたら、好きなことをさせてもらえるようになっちゃったっていう。

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