イメージするのは自分と同じような人
——高橋さんのnoteやtwitter、すっごく面白くて読み込んでしまいました。SNSはいつから発信しはじめたんですか?
ありがとうございます。SNSは起業後にはじめました。6年ほど前かな。大企業から独立して、いろんなところに網を張らないと見つけてもらえないんじゃないかという焦りがあったんですよ。当時はとにかく仕事の縁をつくろうと一生懸命書いてましたね。
——読んでいると、アイデアのストックが多いなぁと感心することばかりです。
最初の頃こそ仕事のために書いていましたが、今は目的が変わりました。僕、小さい頃から無口で、自分を変えようと大学時代は落研に入っていたんです。そこでウケたことをきっかけに人前でしゃべれるようになったので、今でもしゃべりは上達したいと思っていて。でも、ただしゃべりたいだけではじきにネタがなくなってしまうので、今は自分の引き出しを増やすために書いています。
——時々お子さんと一緒に遊ぶ様子も書かれていますよね?
SNSでは「気が弱い」「考えるのが好き」「子育て中のお父さん」といった「自分と同じような人」に向けて書いているんです。なので、「子どもと一緒に遊ぶと楽しそうなもの」も時々紹介しています。商品づくりも同じで、自分がお客さんだと思って考えると、アウトプットしやすいんです。
——「自分と同じような人」に向けてアイデアを考えるって、たしかにこれまで自分の仕事では、してこなかったかも。
アイデアと自分を切り離している人は結構多いんです。でも、自分がいいと思うものがわからないままでは、お客さんにも曖昧なことしか伝えられません。まずは「自分」が一番ときめくものを考える。そして、それを自分以外の人に共有することがアイデア出しで大切なことではないかなと思っています。