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お客様だけでなく働く仲間にも価値を。「麺屋 彩音(sign)」のチームが目指す新しいラーメン店の在り方

関わる仲間たちの自己実現の場に

――ラーメン店を運営していく上で、お二人が大切にしている価値観はありますか?

浅井 挑戦し続けることですね。

畠山 全く同じです(笑)。

――チームワークばっちりですね(笑)。

畠山 もちろん、挑戦にはリスクや失敗が伴う可能性がありますよね。それも含めて、「挑戦する」か「避けて諦める」かのどちらかしかないと思うので、1回しかない人生ですし、無難に割り切っていくよりは覚悟の上で挑戦し続けたいですね。

浅井 僕もそう思います。それに、この「麵屋 彩音(sign)」には挑戦できる環境があると思っていて。ラーメンは未経験だった僕も、いろんな方に勉強させていただいて、足りない部分はたくさん支えてもらいながら今こうしてお店に立てているわけですよね。おかげで自信もつきましたし、それこそ自分の夢の実現にも繋がっています。

麺屋 彩音(sign)

――最後に、お二人の今後の展望を教えてください。

浅井 今後は、利益を出すために店を増やすというよりは、入ってきたスタッフが自分を表現するための店舗展開をしていきたいなと考えています。今と同じ商品を出すつもりはないですね。

僕も含めて自分でお店を出したい料理人は世の中にたくさんいるけれど、現実的には1000万円近くの借金など、かなりのリスクを負うことになる。その前に、ここで料理と経営を学んで、自分の「勝てる味」を見つけた上で挑戦していける場を作っていきたいなと思っています。

畠山 僕も経営する以上、サービスを提供する相手はもちろん、サービス提供のために関わってくれている人にとっても、何か喜びに繋がる形でやっていきたいという気持ちでやっていますね。だから、みんながやりたいことを応援していきたいんです。

僕自身、今働いてくれているスタッフたちのゴールが「麵屋 彩音(sign)」とは思っていないですし、みんなが巣立ちたいタイミングで独立すればいい。そのために、料理だけでなく僕が持っている経営の知識を伝えるようにしています。

麺屋 彩音(sign)

――飲食のアルバイト先で経営を学べるってなかなかないですよね。

畠山 実は今、アルバイトのスタッフは社会人インターンという形式にしているんですよ。本業が別にあるけれど、それ以外の時間で自己成長したい社会人を対象に働いてもらっていて。自分のお店を持ちたいとか、経営の経験を積みたいというスタッフが多いですね。

――そうなんですね! 自分で飲食店をやりたい人にはぴったりな職場。

畠山 僕はもともと「いい暮らしをしたい」という個人的な欲を満たすために経営の道に入りましたが、1人ではなくたくさんの仲間を作って一緒にやっていくことでこそ、その欲が満たされたんですよね。だから、今度はその仲間たちを幸せにしたいし、輝かせたい。今はそこが原動力になっています。

「麵屋 彩音(sign)」としては、常に目標やビジョンを持ちながら、そこに向かって走っていくわけですけど、どんどん進化していくと思います。だから、5年後10年後はいい意味で何を考えているかわからないですね(笑)。

浅井 この「麵屋 彩音(sign)」からラーメン界に革命を起こしていけるように、引き続き頑張っていきます!

編集部のここが「#たしかに」

ラーメンの価値を上げていくことで、業界をもっと発展させたい。
そして、これからは関わる仲間たちの自己実現を応援する場に。

ただ独創的なラーメンを提供するだけでなく、さまざまな角度から従来の「ラーメン」の枠組みを超えていこうとする姿勢がとても印象的でした。

そして畠山さんの「人に確信している」という言葉どおり、メンバー同士の信頼関係や仲の良さを感じて、取材中もついほっこりしてしまいました。

「ラーメン界に革命を起こす」という目標を掲げる「麵屋 彩音(sign)」のこれからの挑戦を、引き続き見守っていきたいと思います。

畠山さん、浅井さん、ありがとうございました! 次の限定らぁめんも楽しみにしています!

麺屋 彩音(sign)
所在地:東京都品川区西五反田2-18-3 グレイス五反田 1F
(JR山手線 五反田駅徒歩3分)

お問合せ:https://twitter.com/MenyaSign(Twitter:@MenyaSign)

営業時間:11時30分~14時30分、18時~22時
    (緊急事態宣言時は11時~15時、17時30分~20時)

お支払い方法:現金

前編はこちら▶いろんな楽しみ方で溢れる革新的なラーメン店「麺屋 彩音(sign)」。リピーターが続出するそのワケとは?

取材・執筆:むらやまあき 編集:#たしかに編集部

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